前回は、暑い日にぴったりのニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランをご紹介しました。
今回は少し立ち止まって、このブログの名前についてお話しします。
ワイングラスを傾け、ワインだけに意識を向けた瞬間、ふっと心が静かになる。
夕方の部屋に灯りが入り、グラスの縁にオレンジ色の光が反射する。
一日の最初の一杯。その貴重な時間を期待して、このブログの名前を glass-of-wine’s blog と名付けました。
現実は、日常の喧騒がなくなるわけではありません。それでも、リタイア後の私にとって、それは“自分を取り戻すひととき”になりました。
■ワインとの距離感
世の中にはいわゆるワインラバーを自称する人はたくさんいるでしょう。
私もその一人ですが、特別に詳しいわけでも、希少なワインを追いかけているわけでもありません。
ただ、日々の生活の中でワインがずっとそばにいる——そんな関係を大切にしています。
一日で最もたくさん飲むのは「水」。
これは特に心臓を患ってから、少しずつ習慣にしてきました。
その次が「ワイン」、そして「ビール」、最後に「コーヒー」かな。
水は1日2Lほど、ワインは2〜3杯、友人と飲む日は1本ほど。
若いころのように量ではなく、今ではワインを飲む「時間」が私にとって大事になってきました。
■私の「思考の部屋」
リタイア後、ものを考える時間は、早朝か、一人でワイングラスを傾ける時が主になりました。
夕方、適当なおつまみを作ってテーブルに並べる。
テレビのスイッチを入れると、足元には犬たちがおつまみ目当てで寄ってきます。
犬たちの相手をしつつ、ワインを飲む。
そのうち、犬たちも少しずつ落ち着いてくる。
いろいろな音が遠くに感じられる中、思いを巡らせ、ときにはメモを取り、そしてまたグラスに戻る……
そんな静かな時間が、私にとっての「思考の部屋」となっています。
■近所のバルでの一杯
たまには近所のバルにも行きます。
木のカウンターに座り、マスターにその日飲みたいものを注文する。
マスターの奥さんが、お客さんとのおしゃべりの手を止めて、大きめのグラスに氷を入れたお水を持ってきてくれる。
隣の席の知人と、最近の話をぽつぽつと交わす……
どこにでもある風景だと思います。
でも、その一杯が、心を少しだけ豊かにしてくれます。
この一杯の時間を、これからも貴重で至福のひとときにしていきたいと思っています。
■ブログを始めた理由
そんな時間の中で思ったこと、思い出したことを、リタイアを機にブログとして綴ってみようと思いました。
お好きな飲み物と一緒に、お付き合いいただければ幸いです。