―生活で気をつけたこと―
「退院後はどんな生活をすればよいのだろう」
退院時に生活上の注意事項の説明は受けますが、
恐らく、誰しもが自分の行動量などの制限、「どの程度していいの?」について多かれ少なかれ悩むと思います。一般的には退院と同時に「まずは安静」と、無理をしない生活に移行する方も少なくないのではと想像します。
その一方で、これまで続けてきた趣味や病気をきっかけにスポーツを始めたいという方もいると思います。
ここでは私個人の経験として、退院後に私自身が悩んだ日常生活の活動について、数回にわたって述べたいと思います。
■退院当日:渋谷駅を歩く
4月18日、退院には娘が付き添いで来てくれました。
退院の手続き後、荷物を娘に持ってもらい病院の外へ。久しぶりに外を歩き、電車に乗りました。
慣れるために、また、慎重さもあって商店街の中をゆっくり駅に向かい、途中、人通りの多い渋谷駅を乗り換えのために歩き、横浜駅へ向かいました。
平日とはいえ人の多い渋谷駅。人の歩くスピードも速いため、帰る経路の中で一番気になったところでしたが、無事通過し、とりあえず一安心。
横浜のすし屋で休憩を兼ねてランチを食べ、帰宅しました。
■退院して最初に感じた体の変化
入院前にあれだけ気になっていた激しい動悸はすっかり収まっていました。
人ごみのなかを歩くときは多少緊張するのか、少し気になりましたが、それでも静かな鼓動です。
また、入院前から体重コントロールはしていましたが、入院期間中にさらに体重が2kg近く減っていました。
ただ体重の減少幅よりも体形の変化が思った以上に大きく、近いうちに出掛ける予定もあったため、帰りに横浜でスーツを新調しました。
■退院時に受けた注意点
ここで、退院時に受けた今後の生活における注意事項について、得られたコメントを中心に記しておきたいと思います。
なお、以下の数値等については私が退院時に受けた説明です。術式や病状によって指示は異なるため、必ず主治医の指示に従ってください。
退院間近になり、執刀してくださった総長、主治医、看護師長、看護師、リハビリ医、管理栄養士、薬剤師の面々と、ベッドサイドで面談がありました。関係された皆さんからのお話があったことはちょっとした驚きでした。
退院後の生活の注意点について、パンフレットなどを用いた説明をしていただきました。
退院後6か月間の生活について、聞き取ったポイントは次のような感じです。
- しばらくは生活習慣に注意。最初は軽度な運動のみ、2か月間は歩行は20分程度、自転車などは15分程度。また、重たいものは持たないこと
- 4か月後くらいでゴルフの素振りができます
- 6か月後の検査で、状態を確認します(問題なければ以降は年1回の定期健診)
心臓が新しい環境に慣れる時間を与えることが大切だそうです。
■坂道が最大の敵だった
また、入院時から指摘を受けていたのが生活環境で、看護師より自宅が比較的急な坂の上にあること、家に階段があることが注目されていました。
退院後、実際に、家から最寄り駅などへ行くときは、通常であれば10分程度のところをゆっくり20分くらいかけながら歩くことは問題ありません。しかし、帰りに坂を上るのは心拍数が増加するのも分かる上、感覚的にもキツく、何度かタクシーを使うことになりました。
以前のブログで階段を昇ると心拍数が上昇することや、手術後のバーストの可能性について書きましたが、「なるほど」と実感できる体験でした。
■毎日の体調のチェック
血圧、心拍数、体重は欠かさずチェックするように指導がありました。
特に退院直後は心拍数が増加しても安静時の+20以内を目安に保つよう言われました。有酸素運動として最初は10分から15分程度の運動から始めて徐々に伸ばしていくようにとのことです。
その他のチェック項目としては、むくみ・息切れ・動悸の有無、傷口の確認などがあります。
また、睡眠もしっかりとるように指導されました。
■重症睡眠時無呼吸症候群発覚
退院前日の夜、睡眠時無呼吸症候群の検査を行ったのですが、8時間強の測定の中でAHIが36、すなわち、睡眠中の無呼吸又は低呼吸状態が1時間に36回あったということで「重症」との判定がついてしまいました💦
これについてはどこかで改めて書きたいと思います。
手術は無事終わり、指導を受けながらのリハビリを経て、退院まで到達しました。
しかし、本当のリハビリ生活はここから始まりました。
しかも、退院後は自分自身で体調を観察しながら生活を組み立てていかなければなりません。
何人かの体験者も言っていたように思いますが、
「退院したくない!」が、本音として頭に浮かんだ頃でした。
次回は、実際にどのように考え、体を動かし、運動を再開していったのかについて書きたいと思います。少しでも興味がありましたら、読者登録をお願いします。
本記事は個人の体験談です。症状・経過には個人差がありますので、もし治療が必要な場合は主治医にご相談ください。